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Yahoo!の元CEO、マリッサメイヤーから学ぶ「若手社員の仕事術」

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スミタイ向上委員長
スミタイ向上委員長
「マリッサ・メイヤーのように大きなプロジェクトに抜擢されたい」
「若くして世界的な大企業の経営者になるにはどんな働き方が必要?」
「仕事に熱中できるようなビジネスパーソンになりたい」

マリッサ・メイヤーはシリコンバレーで最も有名な女性エンジニアで、超のつくハードワーカーとして知られています。1週間に130時間働き、産休もわずか2週間で切り上げて仕事に復帰するほど猛烈に働きます。

そんな彼女は31歳でGoogleの副社長に、そして37歳でYahooのCEOに抜擢されるなど、若くして世界的なIT企業の経営陣にまで登りつめました。

そんな彼女は、どうして若いうちから社内で活躍できたのでしょうか。今回は、メイヤーが若くして昇進できた仕事術を紹介していきます。

この記事でご紹介する内容は以下の3点です。

  • マリッサ・メイヤーの経歴
  • マリッサ・メイヤーが若くしてGoogleやYahooの経営陣に抜擢された理由
  • マリッサ・メイヤーから学ぶ「若手社員の仕事術」

マリッサ・メイヤーの経歴

マリッサ・メイヤーの経歴

シリコンバレーで最も有名なエンジニアの一人であるマリッサ・メイヤーはどんな半生を送ってきたのでしょう。まずは、メイヤーの生い立ちについてご紹介していきます。

マリッサ・メイヤーの生い立ちとGoogle時代の活躍

マリッサ・メイヤーは1975年にアメリカのウィスコンシン州で生まれ、スタンフォード大学で計算機械学の修士号を受けました。まだ数少ない人工知能(AI)の専門家のメイヤーはスイスのUBSやアメリカのSRIインターナショナルを経て1999年にまだ創業2年目のGoogleに19人目のメンバーとして入社します。

GoogleではエンジニアとしてGoogle検索、Gmail、Googleマップ、GoogleEarthといった今日のGoogleを築き上げた各種サービスの構築に携わります。特にGoogleのサービスが使いやすいのは彼女がGoogleのUI(ユーザーインターフェイス=システムの使いやすさ)を決定する責任者だったからです。この「使いやすさ」が群雄割拠だった検索エンジンのシェア争いからGoogleが勝ち抜く原動力となりました。

また、スタンフォード大学の優秀な学生をGoogleに入社させるスキームを構築するなど技術面だけでなく経営面でも非凡な才能を見せ、広報やインタビューでメディアの露出が増えていったことで彼女の存在が広く知られるようになりました。
そして2006年には31歳でGoogleの副社長に就任し、名実共にGoogleの顔として活躍していたのです。

YahooCEOへの電撃移籍

Googleの成長を支えたメイヤーですが、2012年に当時最大のライバルであったYahooのCEOに就任します。Yahooはインターネット分野の世界的大手企業として検索エンジンやニュースサイト、ECサイトやネットオークションなど様々なサービスを提供していましたが、多くのスタートアップ企業がYahooのシェアを奪うために挑戦してきており、徐々にシェアを奪われていきました。

苦境に立つYahooは状況を打破するため、UIの向上でGoogleを世界企業に押し上げたメイヤーに白羽の矢を立て、新たな挑戦が必要だと考えていた彼女もCEOに就任することを了承しました。

Yahooの終焉と新たな挑戦

シリコンバレーを震撼させたメイヤーの移籍劇でしたが、メイヤーの就任後もYahooの業績は回復しませんでした。特に、スマートフォンが普及しているにも関わらず社内文化の違いからスマートフォン対応が進まず、世界一のメールサービスであった「Yahoo!メール」がいち早くスマートフォンに対応したアプリをリリースした「Gmail」にシェアを抜かれると、凋落は誰の目にも明らかになりました。

Googleに検索エンジンとメールサービスのシェアを奪われたYahooは独自メディアを作ってユーザーを集める方針にシフトしました。しかし就任2年目の2014年には早くも会社の売却が模索され、メイヤーが実力を発揮できぬまま、Yahooはアメリカの大手通信会社Verizonに売却されました。売却時にメイヤーはYahooを離れ、Lumi LabsというAIテック企業を創業しました。

Lumi Labsでは、メイヤーは創業者としてだけでなく、エンジニアの一人として開発に携わっており、これからの再起が期待されています。

マリッサ・メイヤーが若くしてGoogleやYahooの経営陣に抜擢された理由

マリッサ・メイヤーが若くしてGoogleやYahooの経営陣に抜擢された理由

マリッサ・メイヤーは24歳でGoogleに入社してからわずか6年でGoogleの副社長に登りつめ、37歳でYahooのCEOに登用されました。彼女がこれほどのスピードで昇進できた理由について分析していきます。

仕事への貪欲な姿勢が天職と出会うきっかけに

メイヤーはGoogleへの入社したその日からトラブル続きのGoogleの中で猛烈に働くことを楽しいと感じていました。最初の1週間は家に帰ることもなく、ひたすらプログラミングに打ち込んでいましたが、そのような環境こそが自分が求めていた場所だと感じていました。

しかし、Googleに在籍していた世界的プログラマーの仕事を目の当たりにし「あの天才には叶わない」と自分の限界に気づき、プログラマーとして大成することを諦めました。

それでもGoogleで自分の居場所を掴むために、プログラミングだけでなく人事やサーバーの設置作業など貪欲に仕事に励んでいたメイヤーはGoogleの検索画面に表示させるフォントの選定プロジェクトに参加し、そこでUI担当という天職と出会ったのです。
この仕事への貪欲さが、チャンスを掴むきっかけを作ったのです。

本質的な提案により、GoogleのUI部門責任者に抜擢

メイヤーは徹底した調査で「PCで表示されるフォントは、サンセリフの方がセリフに比べて探している文字が目立つため、検索エンジンに向いている」という発見をし、データに基づいてサンセリフをGoogleで使うことを提案し、以降Googleの画面からセリフは消えました。

メイヤーはこの経験からUIチームの責任者に昇格。ユーザーの利用状況を調査して改善を繰り返すUIの仕事は彼女にとっては天職で、メイヤーの活躍があったからこそGoogleのサービスはシンプルで使いやすく、世界の様々な文化圏の人に受け入れられるデザインを作り上げることができたのです。

メイヤーは「検索エンジンは必要な情報を発見しやすいことが最も重要だ」と気づき、PCの画面で一般的だったサンセリフではなくセリフの導入を主張したのです。このように潜在的ながら本質的な顧客のニーズを掴む能力に長けていたことが、後の彼女の出世を支えたのです。

情報を集約し、人から頼られる存在に

メイヤーはUIの責任者として次々と生み出されるサービスが「本当に顧客にとって使いやすいか」を徹底して追求しました。
一方で、急成長するGoogleには様々な相談や依頼、取材が申し込まれましたが、その対応の多くをメイヤーが担うことになりました。

彼女は、Googleの全てのサービスのUIを向上させるためにあらゆる角度から自社サービスを検証していたことから、社内の誰よりも自社サービスに詳しくなっていたのです。その結果、「分からないことはメイヤーに聞こう」と頼られるようになり、社内の重要人物として認められるようになっていきました。

その結果、31歳でメイヤーがGoogleの副社長に就任した時にも社内で異論は出ませんでした。このように、「情報を持つ→相談される→さらに情報が集まる」というスパイラルに乗ることで昇進の階段を駆け上がっていたのです。

マリッサ・メイヤーから学ぶ「若手社員の仕事術」

マリッサ・メイヤーから学ぶ「若手社員の仕事術」

マリッサ・メイヤーが若くして昇進していった要因をご紹介しましたが、メイヤーが若い頃に取り組んでいた仕事術をご紹介していきましょう。

ToDoリストを活用し、仕事の優先順位を明確にする

メイヤーが仕事をする上で重視しているのが、ToDoリストを毎日作って仕事の優先順位づけを明確にすることです。メイヤーは「大切なのは自分が本当にやるべきことにエネルギーを注ぐこと」と講演で語っていますが、多くの仕事が振られる若手社員こそ、自分のエネルギーや時間をどのタスクに割り振るかのバランスが問われます。

データやエビデンスを重視する

Googleに入社したばかりのメイヤーがUIの責任者に抜擢されたのは、Googleが使うフォントをサンセリフにするように提案し、その案が採用されたからです。
では、なぜ若手で経験の少ない彼女の案が採用されたのでしょうか。それは、メイヤーの主張はデータに確かな裏付けがあったからです。
通したい企画がある場合に、経験が浅いと「本当に大丈夫なのか?」と疑問を持たれる場合があります。しかし、データは提案者の経験に関わらず一定の方向性を示してくれます。

提案の時に「私の考え」ではなく「このデータが示している通り」と伝えることができれば、提案者が若手だろうが未経験だろうが問題ではなくなります。
しっかりと調査し、データやエビデンスによって自分の考えをしっかりと主張できるように準備をしておきましょう。

モンテッソーリを取り入れる

メイヤーだけでなく、Google創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンまでもが口を揃えて「モンテッソーリなしに、Googleは理解できない」と語るほど、Googleの社内ではモンテッソーリが共通の価値観になっています。

モンテッソーリとは、子供向けの教育メソッドのことで子供達の自立心や集中力を養います。しかし、このメソッドは子供だけでなく大人にも有効です。
例えば、「自分の関心事を見つける」「興味がある事に集中して取り組む」といった事は、モンテッソーリ教育を受けていない多くの日本人には容易ではありません。

しかし人は、自分の好きなことや興味のあることに取り組んでいる時に最も高いパフォーマンスを発揮します。
メイヤーのように、自分の好きなことにとことん没入するためにも、まず自分の興味関心を明確にしていきましょう。

スミタイ向上委員長のまとめ

スミタイ向上委員長のまとめ

シリコンバレーで最も有名な女性エンジニアであるマリッサ・メイヤーは、自分の好きな仕事と徹底的に向き合うことでGoogle副社長やYahooCEOの地位を手に入れました。

その根源にあるのは「好きなことに徹底的に取り組む」という姿勢なのではないかと感じています。
皆さんも、ぜひ自分の本当にやりたい仕事を見つけ、その仕事と徹底的に向き合って欲しいと思います。

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